人生報告書

嘘を信じないで、見抜いて

本を読んだ(少し長め)

お疲れ様です。

 

昨日久々に本を読みました。悪の教典です。名前は知ってるけど読んだことない本の1つだったので読みました。失恋したら失恋ソングを聴いて思いっきり泣くように、むしゃくしゃすることがあったらこういうのを読むとその本のことで頭いっぱいになるのでオススメです。

感想ブログではないので省略しますが、読後感があっさりしてて思ったよりストレス発散にならなかったのは事実です。面白かったけど。

私は子供のときから読書は好きでしたが、登場人物になりきるように共感することや舞台に自分を投影した事は無いです。その代わり脳内で映像をイメージする事はします。これはおそらく多くの人はやるんじゃないでしょうか。あとは本を読むことは自分以外の感情を知ることができるので、多くの考え方のパターンを知ることが楽しみでもあります。主人公のサイコパス教師蓮実は裕福かつ両親の愛を充分受け才色兼備でしたが、共感力が著しく欠如していました。しかし彼は天才、他人の感情を学習して模倣することで人を意のままに操るほどの「感情」を得ます。作中に怜花というエンパス?の女の子がいますが彼女が深く共感し相手の感情を読むのに対し、蓮実は「知識」としての膨大な感情で相手を読むのが対照的で印象に残りました。あと蓮実もそうですがなんらかが欠如してる人間の性欲強いのは動物的だからなんですかね?性描写が少しございますので注意。

基本的に本の感想を聞かれると「面白かった」しか言えなくなります。もちろん色々考えながら読んでますが…。蓮実には共感するところも多かったので、共感力無い人に共感するのは共感力があるのか??と混乱しますね。私は悲しい作品見て泣くことが多いですが、泣いてる人を見てもあまり感情はわかないので共感力とはなんなのかしばらく考える事になりそうです。

サイコパス教師蓮実は2回殺しを躊躇しました(2回目は殺してしまいましたが…)。彼にも自分を純粋に愛してくれた人には特別な感情が少しばかり湧くのでしょうか。常識はあったりミスや人間らしいところはあるので最低最悪だが嫌いじゃないキャラです。上下巻で少し長いですが、会話多めだったり視点がコロコロ変わるため飽きずにすぐ読み終わりました。みなさんもよろしければ。